はじめに
こんにちは。今回もマイナー誌で連載でいる漫画を紹介していきます。第2回の今回は、まんがタイムきららMAX(芳文社)で連載されている「ぼっち・ざ・ろっく!」です。現在、5巻まで単行本が発売されていて、累計100万部(1巻あたり20万部)とマイナー誌にしてはとんでもない売上です。
作品紹介
後藤ひとりは動画投稿サイトで評判のギタリスト。「結束バンド」のギタリストを探していた伊地知虹夏に強制的にメンバーに加えられ、山田リョウ、喜多郁代と共に結束バンドのメンバーとして成長していく。
Wikipediaより引用
アニメ化で一気に人気になったこの作品、原作の漫画はどんな感じなんだろう?って軽い気持ちで見始めました。正直言うと、予想より遥かに面白かった。見る前までに想像してたストーリーとかなり違って面白かったです。
まず一番言いたいのは、熱い漫画だった。ジャンプの漫画でもおかしくないくらい。大体の話は可愛い女の子がだらだら会話するだけなんだけど、ロックの話になると途端に熱い漫画に変わる。根底に少年漫画みたいな熱さがある。
この漫画、俗に日常系と呼ばれるものじゃない。アニメ化したらたまたまオタクに受けて人気になった、という訳ではない。ここまで人気になったのは必然って感じがする。
この漫画を一言で説明するなら、有名バンドになるという夢のために全力な高校生の話。女の子たちがゆるふわな会話してる日常パートと1つの夢を追いかける音楽パートとのギャップがめちゃ良い。
日常パートのギャグ、普通に面白い。割とトップレベルで面白い。おもしろ人間の僕がこれは保証します。
音楽パートも余裕で面白い。日常パートで築かれたバンドメンバー同士の絆が演奏を通して出てくるから、なんか普通に感情移入して嬉しくなる。僕自身、あんまり感情移入するタイプではないんですけど、なぜかすんなり共感できました。
あと、結束バンド全員のキャラが良い。主人公の後藤ひとりは単にヤバい奴。リョウはクールボケバカ。虹夏はツッコミ役として完璧。喜多ちゃんはとにかくいい。明るくていい。
特になんと言っても、演奏シーンが良い。みんなが1つになって生まれる、あの雰囲気。いいよね。
考察
さて、ここから先の文は考察みたいなもんです。興味湧いた人は読んでみてね。興味ない人も超良い文章だから読め。
バンドの4人は本気でバンドをやってると思います。ただ、その理由は共通する一点とそれぞれ異なる一点があると思ってます。
まず、共通する一点。これは他のバンドメンバーのため。全員、他のメンバーのために頑張れているんだと思います。バンドは誰か1人でも欠けたら成立しないので、みんな全力です。
次に、異なる一点。分かりやすいのはリョウです。お金ですね。次に喜多ちゃんです。これも分かりやすいほうで、注目(他者からの)ですね。次に虹夏は恩返し(姉への)じゃないかなぁ。ストーリー的に。
最後に、我らが主人公、後藤ひとり。通称ぼっち。この子は、「対話」だと思います。多分、彼女にとって他人とコミュニケーションを一番取りやすい手段は日本語を用いた「言語」ではなく、ギターを用いる「音楽」なんだと思います。言語で感情を伝えられないから、音色で伝える。そういう意味で、「対話」のためにバンドをしていると思いました。
だから、この漫画のキャッチコピーは
「陰キャならロックをやれ!」なのでは?
どう、これっていい考察でしょ。
試し読みはこちらから
まあ、これって漫画紹介だから考察書く意味はありませんでしたが、どうしても書きたかったので書きました。
最後に
いかがでしたか?
ぼっち・ざ・ろっく! はまだ5巻しか出ていませんが、これからさらに人気になること間違いなしの超おもしろい漫画なので少しでも気になったら読んでみてください!!
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