【作品紹介】物語の終わりから始まる。『葬送のフリーレン』

作品紹介



はじめに

第3回の漫画紹介です。今回紹介する漫画は週刊少年サンデー(小学館)で連載されている「葬送のフリーレン」です。現在、9巻まで発売されていて累計750万(1巻あたり約80万部)と、超人気漫画で、既にアニメ化も決定しています。

 えー、自慢ですが、僕はこの漫画は絶対流行ると思い、1巻が発売された当日に恐らく1番乗りで購入しました。さすが、目の付け所がいいね。はい、自慢終わります。以降はちょー真面目で良質な紹介です。



作品紹介

葬送のフリーレン 一話 に対する画像結果
葬送のフリーレン 1話より引用

 魔王を倒して王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら4人は10年間もの旅路を終えた。50年後、まもなくヒンメルは亡くなるが、その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るための旅に出るのだった。

Wikipediaより引用

 この漫画、まず着眼点が良いです。普通、魔王を倒すまでを漫画にすると思いますが、そうではなくて魔王を倒した後の話を漫画にしています。魔王が倒されて、世界は完全に平和になるかといったらそうではありません。フリーレンたちは困ってる人たちを助けながら、死者と対話が出来ると言われるオレオールという地を目指します。

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葬送のフリーレン 1巻より引用

 フリーレンはエルフで長寿なので、死への理解がありませんでした。しかし、10年を共にしたヒンメルの死をきっかけに、死を知ります。

 10年という歳月は1000年以上生きるフリーレンにとっては短い時間です。この人間との時間感覚のズレがストーリーに深みを持たせています。わずか10年。たった10年でヒンメルが残した思いや感情を知ろうとしてフリーレンはもう一度ヒンメルに会うためにオレオールを目指します。

 フリーレンはオレオールを目指す旅の過程で人間を理解し始めます。魔王を倒すときに行った町や場所にも向かい、勇者ヒンメルがあのときどんな感情だったのか分かっていきます。

 エルフと人間の相違点。フリーレンは時間を大切にしていませんでした。時間がほぼ無限にあるからです。長年、魔法の研究ばかりしていたフリーレンは他者との関わりを知りません。フリーレンが共に旅するのは僧侶ハイターに育てられたフェルンと戦士アイゼンの弟子シュタルクです。この2人と共に過ごすことで有限な時間の大切さを知っていきます。悲しいのは、2人は人間なのでフリーレンより先に死んでしまうことです。



 まとめると、この漫画はフリーレンの心の成長が見られるのがとっても面白いです。人間との関わりを通して、自分の心の奥にある感情を知る。これが、とにかくこの漫画の肝でこれだけ評価されてる理由だと思います。

葬送のフリーレン 101話より引用

 さいごに

葬送のフリーレン、無限に褒めれます。背景、描き込み凄い。完璧。キャラ、みんな共感できる。良い。セリフ、どれも印象的。心に残る。雰囲気、唯一無二のあの緩さ。好き。とにかく、この漫画は全部良いです。誰にでもおすすめできます。

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 唯一、葬送のフリーレンの嫌いなところを挙げるなら、休載が多すぎです。キレそうです。まあ、面白いから休載にイライラするんですけど。

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